前回、前々回と雨に関する撮影について書いてみましたが、今回は、デジタル化について書いてみます。(写真の話しから脱線しますことご容赦ください)
若い頃から、フィルムカメラで撮影することは好きでした。コンパクトタイプのパンフォーカスかオートフォーカスのカメラしか使ったことがありませんでした。
いつだったか忘れましたが、一度だけ、一眼レフカメラのスプリットイメージを合わせる方式でピントを合わせて、シャッターを切ったことがあります。著者の若い頃は、一眼レフカメラを所持するような裕福な人が、周りにいなかったんでしょうね、、、
社会人になって、サラリーを手にした後に、一眼レフカメラで世界初のオートフォーカス機「ミノルタα7000」が発売されたので購入しました。
人生初の海外旅行に持参して撮影しました。レンズなんて買い足すほど余裕はなかったので、付属の標準ズームレンズで、いつもプログラミング設定で撮影しました。絞り優先とか、そういう事は全く知りませんでしたwww
フィルムの装填・取出し以外は、撮影は、全て自動でしたので、撮影することに集中できたし、今までの写真と比べると、背景がボケて、兎に角、かっちょええ写真でしたwww
カナダ国ナイアガラの滝(フォトCD)
・・・デジタルの波は滝の如く押し寄せて来ました!
(デジタルの波)
大学院時代に、新しいもの好きの教授(後にノーベル賞候補にもなった方でした)が買ったApple IIが、実験室の片隅に置いていました。それが、単なる半導体だけでない大きなデジタルの波に初めて遭遇した瞬間だったと思います。
当時、博士論文では、英文もいくらか見られましたが、修士論文で英文は、ほとんどありませんでした。まだ、アナログ時代だったので、出力はタイプライターが常識でした。そこで、著者は、修論を、英文で作成し、研究室のNECの8ビットパソコンPC8001を利用して、ドットインパクトプリンターで出力しました。デジタルの波に、著者なりに必死で乗ろうとしたんだと思います。
但し、記憶装置は、まだ、カセット式磁気テープでした。ゲームを雑誌に載っていた機械語で磁気テープに記憶させて、遊んでいた時代でした。
社会人になって、バブル時代、勤めていた会社が米国企業を買収したので、入社後5年で、米国長期出張や米国滞在の機会を得たのですが、一人、ニューヨークに乗り込んだときに、ニュージャージー州プリンストン大学に留学していた先輩から、「コンピュータでウィルスが流行っている」と教えてくれたのを今でも明確に覚えています。日本では、一般に知られていないことでした。
日本では、シャープ社などのワープロ(ワードプロセッサー)が、使用されていた時代、、、米国赴任時に、初めて、Apple社のMacintoshを触り、新しさに感動しました。
著者の勤めていた事業は、印刷関連事業だったので、デジタルの波に翻弄され続けました。と同時に、米国から帰国後、デジタルの波に乗り続けるべく、仕事場でも家庭でも、WindowsもMacintoshも両方を使いこなしてきました。また、印刷は、写真印刷でしたので、写真、解像度、色、モアレ、プリンターなどなど、今でも役に立つことの基本に触れていました。関係する会社は、ほとんど世界的フィルムメーカーでした。
米国から帰国後、Dell社が、PCの販売価格を大幅に下げて、パソコンの大衆化が始まりました。著者は、東京に転勤し、1992年に発売開始されたApple社Perfoma(Mac)を購入しました。
Apple社Perfoma(フォトCD)
それ迄は、写真は、フィルムから店でフィルム現像&印画紙プリント(同時プリント)してアルバムに収めるという流れでした。同時プリントは安かったのですが、結構、色が安定していませんでしたね。
(写真のデジタル化)
Kodak社とPhillips社が「写真をデジタル化してCDに収めるシステム」を共同策定して、1992年に、Kodak社が、フォトCDを販売しました。
自宅に、パソコン(Mac)があることで、写真をデジタル化して取り扱えるようになり、高価でしたが、一眼レフカメラで撮った写真をフォトCDでデジタル化しました。1994年に、未だ黎明期であったインターネットで、ホームページを始めました。最初は、米国立スーパーコンピューター応用研究所のウェブブラウザ「Mosaic」を使用して、雑誌でHTML言語を独学しました。その後、Netscape Communications社のウェブブラウザNetscape Navigatorが主流になりました。
フォトCDでデジタル化した写真やデジタルビデオカメラで撮ったビデオをMacで編集して、ホームページに、次々と掲載しました。
ホームページは、当時飼っていたうさぎと趣味のハーブでした。インターネット関連雑誌で紹介されたり、米国HRS(Home Rabbit Society)のホームページで、「Japan」をクリックすると、著者のホームページにリンクされていました。
雑誌に掲載された写真(ハーブ:ディル)(フォトCD)
ホームページに掲載することを意識して、見せる写真を撮ることを心がけていたかもしれません、、、
(カメラのデジタル化)
Apple社がデジカメQuick Takeを、1994年に発売し、カシオ社がQV-10を、1995年に発売しました。いずれは、一眼レフカメラがデジタル化されたら買おうと思いました。その約15年後に、買ったことになります、、、随分、待ったものですwww
高画素化と価格が下がるまで、記念写真は、コンパクトデジタルカメラで撮影を続けました。パソコンで利用したり管理が出来るデジタルが便利なので、写真は、全てデジタルになり、フィルム一眼レフは、使用しなくなりました。著者の周りでは、バブルが弾けて、一眼レフで優雅に写真を撮る時代でなくなったことも理由でした、、、
将来のデジタルカメラとしては、ニコンやキヤノンなどの大きなカメラ(一眼レフ)しか考えてなかったのですが、ミラーレスカメラというコンパクトなものが出るとは思いませんでした。
デジタルミラーレスカメラは、合焦速度が遅いなどの問題があったものの、ここ数年で、めまぐるしい程の改良がなされました。4年前のオリンパス・ミラーレスカメラPENでは、変化・動きの多い被写体であるモデルさんの撮影に使用するのは、難しいと判断して、一眼レフカメラに変更して、撮影してきました。
が、この2015年初めに、オリンパス・ミラーレスカメラOM-D E-M5 MarkIIを購入して、ストリート撮影から使用し始めたところ、動きのある撮影でも問題なく、ほとんど全てのポートレート撮影で快適な撮影が出来ました!
1)本体・レンズがコンパクト・軽量
2)(趣味の)写真に最適な(十分な)画素数(M5IIは、1600万画素)
3)撮影結果がほぼ反映される液晶画面の画像
4)5軸手ブレ補正
5)タッチパネル操作
などなど一眼レフより、操作性や機動性があり、スポーツなど特に動きの速い被写体を除いた分野で十分な性能があると思います。
間違いなく、趣味や一般の方が使用するカメラは、数〜5年で、ミラレースカメラが、主流になると思います。
著者にとっては、高価で重いカメラやレンズより、コンパクトで軽量なカメラとレンズを使用していくことになると思います。ファインダーで覗くのではなく、液晶を見る方が、目に対する負担も軽く、健康にも良いです。
長くなりましたが、この辺で、、、